MADBUNNY

PROFILE

MADBUNNY / Akiyoshi Takada
1974年 / 群馬県生まれ / ロンドン&ベルリン在住

そのスピード感溢れるライフスタイルから昇華された「生と死」の感覚を、暖かくもどこか冷たく写真やドローイングに忍び込ませ、デッサンやコラージュというワン・アンド・オンリーな技法に、シルクスクリーンやステンシルという量産性のある技法をリミックスした作風でロンドンとベルリンをベースにパリ、ロサンゼルス、ラスベガス、シアトル等、海外でのアートショーを中心に活動。
日本では、ポールスミス、銀座BALS、ラフォーレ原宿、新宿ルミネ、有楽町ルミネ、大阪伊勢丹DMO ARTS等でショーを開催。
RedBullのアーティストとしてアメリカ村(大阪)の街灯デザインを担当。
SMASH.UK.唯一の日本人アーティストとして「FUJIROCK FESTIVAL」にてアートインスタレーションを展開。
Snidelやgelato Pique等人気ブランドを展開するUSAGI ONLINEのメインロゴのデザインなど国内外で活躍するアーティスト。

スケートボード歴29年 / スノーボード歴24年
http://www.madbunny.net
http://www.bysdntcry.com
https://www.facebook.com/takada.akiyoshi
http://www.the-ug.com

INTERVIEW

2010年と2013年にORAN’GEのファブリックデザインを手掛けてくれた
“MADBUNNY”のスペシャルインタビュー

  • Q1. プロスノーボーダーとしてはもちろんですが、他にも多彩な顔を持っていますよね。簡単に活動内容を教えて下さい。雪山で使用するウェアやアパレルのデザインもしているので、冬はプロスノーボーダーとして活動しながらウェアやアパレルのフィールドテストを行い、春になるとデザインやアートの仕事の為ベルリンやロンドンのスタジオで活動して、7月中旬にフジロックフェスティバルの為一旦帰国、フジロックが終わったら秋冬物のデザイン入稿や溜まったミーティングをして、またベルリン&ロンドンのスタジオに戻る。という生活サイクルです。
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  • Q2. 海外で活動する時間がとても多いようですが、海外で活動するようになったきっかけは?11歳でスケートボードを始め、15歳でスノーボードに乗り始めてからずっと夢中で、ハタチ前からスケートボードやスノーボードの撮影の為、海外に出る生活を始めたのですが、1998年に自分でデザイン会社を立ち上げた頃、このままスケートボードやスノーボードだけやってたら、デザイナーとしての視野が広がらない。と強く感じ、自分の事を誰も知らないアートの本場ロンドンで自分のアートやデザインで勝負したい。と思ったのがきっかけです。
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  • Q3. 自身がディレクションするレーベル「BYSDNTCRY. / ボーイズドントクライ」をスタートするきっかけなどを詳しく教えて下さい。まず一番のきっかけは、2005年に初めて「MADBUNNY」という作品をロンドンやベルリンで展示したのですが、自分でもびっくりする程の高評価だったんです。MADBUNNYというアーティストネームもロンドンの人達が自然と呼ぶようになった名前で、それがきっかけで今でもロンドンやベルリンで活動出来ています。でも、日本に帰国してMADBUNNYを発表したら「こんな可愛いのUG.っぽくない」「高田君、毒が抜けちゃったんじゃない?」みたいな評価で…今後自分がアーティストとしてやって行くには、横乗り業界だけでは駄目だな。って更に確信したんです。
    その後数年「BYSDNTCRY.」という世界観をカタチにする為の準備をし、2008年にUG.とうブランドが10年目を迎えたタイミングで「自分の表現活動をしよう」と、パリ(フランス)とロンドン(イギリス)ベルリン(ドイツ)で、正式にBYSDNTCRY.をスタートさせました。for スケートボード、スノーボードではなく、僕個人の世界観を反映させたパーソナルなアートレーベルです。
  • Q4. ORAN’GEのファブリックデザインを2度手掛けていただいていますが、それぞれのデザインのコンセプトやこだわりがあれば教えて下さい。まず一作目は、柔らかくて軽いはずの生地に、全面スタッズという本来は重量感のあるモチーフを配して質感の面白さを表現しました。
    二作目は、ビートルズの曲名「All I need is Love」をアレンジし、「FOCK」という単語に必要なUと「YOU」を掛け「All I need is U」「私には貴方(U)(YOU)が必要」としました。
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  • Q5. 日本では法律の問題で表現しきれない、政治的、性的、過激な内容も多いですよね?僕の作品には「生(性)と死」を表現した物が多いのですが、それはスノーボードやスケートボードで死にかけた経験が潜在意識の中にあるのだと思います。
    誰もが持っている様々な「欲」を包み隠さず、シニカルにまたストレートに表現する事によって、見た人、個人の内面に訴え、問題定義できればと思っています。僕が発信する事によって、横乗りしか興味のない人が少しでもアートに触れるきっかけになれば嬉しいです。

PRODUCT

2013

MADBUNNY × oran’ge 2013~ PRODUCT
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PRODUCT

2010

MADBUNNY × oran’ge 2010~
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